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南三陸オーストラリア友好学習館(コアラ館)

オーストラリア・ニュージーランド銀行は震災後の支援として緊急支援の他、中長期的な復興開発プロジェクトの実施も計画しており、その一環として、図書館・学習室・研修室を兼ねた建物の建設が、地元の設計者・施工者によりなされることとなりました。この建物は、震災後南三陸町内で初めて再建された施設となりました。 日豪友好拠点として、オーストラリアを感じさせるデザインを実現させると同時に、被災された方が安らげるような空間づくりを意識し、デザインチームが設計者にアドバイスを行いました。また、デザインアドバイザリに加え、建設プロジェクトのプロジェクト・マネジメントも震災復興支援の一環としてプロボノ活動により提供しました。 (2019年4月生涯学習センター新設に伴い、当施設は適用指導教室に用途変更されました)


 

クライアント (CLIENT)
オーストラリア・ニュージーランド銀行

ロケーション (LOCATION)
宮城県

完了 (COMPLETION)
2013年1月

レンドリースの役割 (LENDLEASE’S ASSIGNMENT)
"設計アドバイザリー(プロボノ活動として) プロジェクトマネジメント(プロボノ活動として)"

用途 (USAGE)
図書館(当時)

設計 (DESIGNER)
山本セメント一級建築士事務所

施工 (CONTRACTOR)
株式会社沼正工務店


PROJECT STORIES

プロジェクト実施にあたり、課題となった点とその解決策をご案内します。

オーストラリア要素のデザイン Image

オーストラリア要素のデザイン

単にオーストラリアのものやデザインを取り入れるのではなく、東北又は日本のデザインでオーストラリアを連想させるデザインを行うことを目指しました。具体的には、オーストラリアの岩肌を想像させる模様を入れた漆喰、開放的な建物をイメージする為に天井を取り払ったむき出しの構造材等です。

復興支援としての業務提供 Image

復興支援としての業務提供

レンドリースは震災直後から南三陸町に対して継続的な支援を行っており今現在もボランティア活動を続けています。本プロジェクトはその初期の活動にあたるもので、プロボノ活動としての側面を強く持つプロジェクトです。

復興への第一歩として

最初に南三陸に向かった際はまだ建物が津波に流されて数か月しかたっていない状況で、学校の上に船が乗っている状況を見て唖然としたものでした。まだ町のほとんどの人が仮設住宅にいた中で、この図書館が多少でも人々に安らぎを与えてくれればと思い、なるべく開放的で、明るい図書館になるようデザインしました。結果2月の真冬に竣工したのにも関わらず、温かい図書館になったのではと思います。

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次世代に向けて、革新的で持続可能な場所やインフラストラクチャーを創り提供していくことを約束します。 Image

次世代に向けて、革新的で持続可能な場所やインフラストラクチャーを創り提供していくことを約束します。

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